子育て研究1
大阪主愛教会の男性社会人(子育てパパ)です。
「子育て研究1」は、子供を育てる皆さんに、是非、挑戦して頂きたいことです。
「子育て研究0」で紹介したように、牧師先生からは「人は作り方次第だ」とよく教えて頂けます。だから、親の教え方や家庭教育がよくないと子供たちが、健全な考えと信仰を持てないのでは?とプレッシャーになります(笑)。そして、色々研究しました。
では、今日の核心の話です。
「子供を育てる時に、才能をほめるのではく、努力をほめてあげてください」
キャロル・ドゥエックさんは、研究仲間と共に次のような調査をしました。
最初、小学5年生400人に単純な問題を解かせた。そして、評価に関しては、以下のように分けて、伝えたそうです。
①知能[才能]をほめる(頭が良いのねぇ!)
②努力をほめる(本当によく頑張ったのね!)
次に、難易度の高いテスト(難しいテスト)、難易度の低いテスト(簡単なテスト)をどちらでもよいから選択させました。
結果は、①知能をほめた生徒は、三分の二が、簡単なテストを選んだ。そして、難しいテストを選んで、「頭が良い」というレッテルを失う危険を回避した。
また、②努力をほめた生徒は、9割が難しいテストを選んだ。それは、正解を出すだけはなく、「実りのある可能性を追求することに関心があり、自分の頑張り(努力)を示したかった」からです。
その次は、非常に難しいテストを与えた。
①知能をほめた生徒は、問題を解くのが自分は、得意でないと捉え、すぐに諦めた。②努力をほめた生徒は、テストにずーと長く取り組み、それを楽しんだ。
そして最後に最初のテストと同じ難易度のテストを解かせたところ、
①知能をほめた生徒は、最初に比べて20%点数が低下。②努力をほめた生徒は、30%点数が増加した。
ちょっとびっくりしませんか。
最初のテスト結果のあとに告げた、わずかな言葉の違い([才能ほめる]or[努力をほめる])が、子供たちの成績に大きな影響を与えたそうです。
だから、「子供をほめる時は才能をほめず、努力をほめてあげてください」。
これが、牧師先生の言われる「人は作り方次第だ。教え方次第だ」ということだと思います。
*この実験の話は「非才(マシュー・サイド氏著)」からの抜粋です。今後もこの本の事例を何回か、紹介します(^^♪。